2017年8月25日

夏のきもち



東久留米・自由学園内の木工室で一日作業。
開口からの残り日が少しうらめしい。




2017年8月22日

ヨット



ご縁があり、ヨットハーバーで打ち合わせと宿泊。
ぼんやりと海鳥を見たり、陸に上ったヨットを眺めたり。

ヨットの美しさ・船内家具の優美さや機能性に目を惹かれ
時間は過ぎていきました。




2017年8月10日

格子戸収納



リビング用のオーディオ収納、TV台、整理収納を製作しました。
材料はナラ突き板合板と無垢材のハイブリッド。

左からそれぞれ間口1,1m・1,5m・1,1mのボリュームですが
背板と壁の間にスペースを取り、それぞれの側板にスリットを設け、
オーディオの配線が3台の裏面を自由に動き回れるように設計しました。

収納の引き違い戸は、最初から縦スリットにしようと思いましたが、
あまり日本的なものにならないように、と考えていました。

しかし様々な縦格子を見ているうちに、やはり宿場町の縦格子の美しさを
再認識。


強度を考え入れた、横桟の高さをTV台の高さに合わせ、
3台の家具全体の水平ラインを揃え、すっきりとした印象を出しました。

置き家具と造作家具両方の要素を持った面白い案件。
いろいろと勉強になりました。




2017年7月12日

昔のもの



少し前、ジャガーEタイプのシート張り替え検討のお話をいただきました。
こういうものは本来『車の内張り屋さん』と呼ばれる専門職が存在しますが
「本革を扱えるのならば・・・」と、近所の車屋さんから相談を受けました。

最終的には車のオーナーの判断で、張り替えをせずに当時のままの姿で
使用する事になりましたが、自動車のシート張り替え、
ましてやジャガーのシート張り替えとは面白い話があるものです。

一度座らせてもらいましたが、背中のR、腰のサポート、クッションの
座り心地、張り地の革の仕立ての良さ、そして全体の形の美しさ。
すべて良好でよく考えられていました。家具とはまた違う機能美です。

当時のデザイナーやエンジニア、メーカーの気概を感じ取れるものでした。





2017年6月9日

お題



梅雨入り直前に湘南江ノ島へ打ち合わせに出かけた。
普段自分たちの使う駅から、電車で1時間足らずで、もうそこは別の国のようだ。
降り注ぐ太陽、海の近くゆえの開放感、歩いている人の人情まで違ってみえる。

こういう、普段と異なる場所に来ての楽しみのひとつにその土地その土地の
古い民家を見ることがある。
土地の気候風土に即した、理にかなった建物。日差しの強い場所には庇を深く、
湿気の強い場所には敷地や土台に工夫を凝らし・・・。
それぞれの個性を持った民家だが、そういえばこういう建物はだいたい築50年
以上のものばかりだ。60年代を境に住宅の様相が変わった気がする。

50年前の事を考えると、その頃あった大きな出来事といえば東京オリンピックだ。
やはり家具(とくに椅子張り)の世界もオリンピックを挟んで大きく
変わったらしい。
椅子張りの親方がよく言っていたことを思い出す。
「やっぱり(東京)オリンピックを境に材料が変わったね。ウレタンが
出てきたんだよ。
ウレタンが出てきたらそれまでの藁やバネなんか全然使わなくなっちゃった。
そっちのが全然手ぇ早いんだもん。入ってすぐのヤツでもすぐに下ごしらえ
出来ちゃうし」

今、世間はそういう事への振り戻しの波と、さらにそれを突進める波の
二極化が進んでいる。ローカリズムとグローバリズムの対比だ。

2020年にはまた東京でオリンピックが開かれる。
そのとき世の中はどうなっているのだろう。




2017年6月7日

穴空け



ケヤキのカウンターに穴を空けている。
集塵はしているが、狭い作業場の中はケヤキの匂いと削りくずに包まれた。

出来上がりを見ると何てことのない作業にみえるが、ルーターの騒音と埃、振動。
気を抜くと一瞬で失敗する作業なので、集中した身体の消耗も激しい。

もっと効率の良い集塵、加工方法は無いかな・・・、いつもそんな事を考えながら
作業は続く。




2017年5月17日

クルミテーブル



クルミのダイニングテーブルを製作しました。
寸法は1700w × 700d 高さは脚を差し替える事で、低めのテーブル600h と、
ローテーブル320h の二通りで使用することができます。

耳付きの板材を使うので、ジョージナカシマや民芸調の形にならないように
脚のデザインには気をつかいました。
また、差し替えができる=強度に気を使わなければいけない。という点から
長手の振れを抑えることに腐心しましたが、問題なく強度を出すことができました。


ローテーブルバージョン 

今回は、2年前にクルミの桟積みをお願いしたお家のために製作しましたが
庭先で乾かしていた板材が、こんな形でテーブルになる様子を喜んで
もらえたようです。
一本の丸太から製作したため、天板はブックマッチ、脚もすべて同じ木から
製作(共木)できたのも貴重な体験でした。




さあ、遠慮せずに