2017年11月11日

たまにゃァ



クラシックな椅子の張り替え。
いつもは予算の都合で出来ねェ事が多いけど、こんな昔の仕事が
消えていくのは惜しいやね。
ま、たまにゃァ採算度外視で・・ね。




2017年11月9日

食器棚と本棚と



これもまた一本の電話から始まった。

「もしもしT木です」
「あ、お久しぶりです!」

以前はよくご夫婦と顔を合わせていたが、知らず知らずのうちに
少し疎遠になっていたT木さん。
久しぶりの電話でお話を聞くと、この度、横浜青葉区のあざみ野に
ヒーリングサロンを開業するという。
そこでそのサロンに置く家具・収納・看板一式を注文したい、というお話。

「ありがとうございます。でもどうしてウチに?」
「何言ってんですか。以前からいつか寺本さんに家具を
お願いしたいと思っていたんですよ」

嬉しさと感謝の気持ちを1:1で混ぜ、わずかなプレッシャーを加えた
大人の味に、自分の脳みそが汗をかくのを感じました。


  

相談の結果、サロンの看板と表札、本棚、食器棚、スツール2脚を
製作することになりました。
一番先に思ったことは、サロンの雰囲気から、甘すぎない柔らかさを最優先で
家具を製作すること。
材料はすべてチェリーの無垢材。一度に納品するのではなく、時間をかけて
順番に製作・納品させてもらうことになりました。



食器棚は華奢になりすぎないシャープな線と、中の食器が綺麗に見え
デザインを意識。
1m × 1m × 35cm の使いやすい大きさ。


本棚はL型に。
横一列に並べてのレイアウト変更にも対応できるようにしてあります。
木端面にわずかなRをつけ、表情を柔らかくしてあります。



無垢の置き家具としては大きめのヴォリュームになった一連のお仕事。
お客さまにも部屋の中に統一感が出て気に入っていただいた様で
安心しました。




「心とからだの調整室 urara tuning」
神奈川県横浜市青葉区あざみ野2-33-19
070-5024-7147
https://www.urara8tuning.com/





2017年11月4日

初志貫徹・・・執念?



仏師の友人のアトリエに顔を出しました。
彼とは、会うといつも木材や刃物、道具の話で話題が尽きません。

鑿、鉋、定規、カメラ、レンズ・・・。
尽きぬ話の中で一度、なぜ仏さんを彫る仕事に就いたのか聞いたことがあります。

「自分は小学生の頃から仏師になりたかった」

その細かい動機まではお聞きしませんでしたが、
非常に印象に残る一言でした。
お医者さんでもスポーツ選手でもなく、仏師という特殊な仕事に
夢を抱き、小学生からの目標を達成する。
面白い人だな、と思うと同時に、自分の小学生の頃の夢ってなんだっけ?と
それを思い出すことさえできない我が身を考えました。

今、彼はある大きな寺院のために巨大な龍を4体、1年がかりで
彫り続けています。
生来の持続力できっと素晴らしい彫刻を彫り上げると思います。




2017年9月25日

ま〜、まずはビールでも



金沢で用事の合間に入ったお座敷。
大正時代に建てられ、現役で使われているお土産屋さんの建物2階。

当地独特の赤い色壁と、繊細な作りの建具。
そして1フロアぶち抜きの大座敷を抜けてゆく風。

昼下がりのゆるゆるした空気と共に、あ〜、気持ちいいってこういう場所だよな、
と思わず独りごち。

控えめで品があって心地よい。なんだか示唆に富んだ所です。




2017年8月25日

夏のきもち



東久留米・自由学園内の木工室で一日作業。
開口からの残り日が少しうらめしい。




2017年8月22日

ヨット



ご縁があり、ヨットハーバーで打ち合わせと宿泊。
ぼんやりと海鳥を見たり、陸に上ったヨットを眺めたり。

ヨットの美しさ・船内家具の優美さや機能性に目を惹かれ
時間は過ぎていきました。




2017年8月10日

格子戸収納



リビング用のオーディオ収納、TV台、整理収納を製作しました。
材料はナラ突き板合板と無垢材のハイブリッド。

左からそれぞれ間口1,1m・1,5m・1,1mのヴォリュームですが
背板と壁の間にスペースを取り、それぞれの側板にスリットを設け、
オーディオの配線が3台の裏面を自由に動き回れるように設計しました。

収納の引き違い戸は、最初から縦スリットにしようと思いましたが、
あまり日本的なものにならないように、と考えていました。

しかし様々な縦格子を見ているうちに、やはり宿場町の縦格子の美しさを
再認識。


強度を考え入れた、横桟の高さをTV台の高さに合わせ、
3台の家具全体の水平ラインを揃え、すっきりとした印象を出しました。

置き家具と造作家具両方の要素を持った面白い案件。
いろいろと勉強になりました。




さあ、遠慮せずに